【読んだ感想】安田峰俊「みんなのユニバーサル文章術 今すぐ役に立つ「最強」の日本語ライティングの世界」
私はブログを5年ほど書いています。
一応ブログで本業の足しになる程度の小銭を稼いでおり、いわゆる「兼業ブロガー」に属する人間です。
趣味でブログを書いているものの、やはり読者に見てもらいたいというのが本音。
このため、文章術についての本を何冊か持っており、今回の安田峰俊氏の「みんなのユニバーサル文章術 今すぐ役に立つ「最強」の日本語ライティングの世界」を購入しました。
安田峰俊氏の本はこれで二冊目。
前回私が購入したのは「現代中国の秘密結社 マフィア、政党、カルトの興亡史 」という中国の秘密結社についての新書。
中国にも秘密結社にも全く興味がなかった自分ですが、この本を楽しく読むことができました。
そんな中国のことに詳しいライターの安田氏ですが、ブロガー出身で現在もフリーライターとして中国ネタに限らず様々な文章を書かれています。
Twitterのフォロワーが約3万人の安田氏は「アルファツイッタラー」といっていいでしょう。
そんな安田氏の文章術についての本、読まないわけにはいきません。
「みんなのユニバーサル文章術 今すぐ役に立つ「最強」の日本語ライティングの世界」(以下「みんなのユニバーサル文章術」と記載)は、一般の文章術の本とは違います。
電子メール・Twitter・LINE・マッチングアプリ・ブログ・WEBメディアなどなど2020年代の一般人が書かないといけない場面ごとの文章術や、いわゆる「炎上」の予防法について書かれています。
「文章術」と言うと小説家志望者や記者など文章を書くことを専門にしたい人向けの本かと思われるでしょう。
しかし「みんなのユニバーサル文章術」は一般人に向けた本です。
「LINEやTwitterでもうちょっと上手に文章を書きたい!」
「わかりやすいメールを作りたい!」
などの需要に応えてくれる本だと思います。
個人的にはマッチングアプリの自己紹介文の書きだし方についての内容が面白かったです。
今度やってみます。
新書ということで値段も手ごろですからとりあえず購入してみてもいいでしょう。
まず自分が関係ありそうな部分の章を読んでいき、余裕があれば別の章も眺めていく、そんな読書方法でもよさそうな本です。
文章術だけでなく処世術も含まれているように感じる「みんなのユニバーサル文章術」、購入して損はないかと思います。