格闘技・護身術
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【レビュー】MOTEDOのオートロック警棒を購入してみた

杉浦かおる
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こんにちは、杉浦かおると申します。

突然ですが、自分は防犯グッズ好き。

特に特殊警棒が好きでノーベル工業のものやモナドノックのトンファーバトンなどいくつか持っていました。

今回、職場での防犯用として一本警棒を机の中に入れておこうと思い(不当要求対策として)、警棒を個人購入することを決意。

今までは一般的な伸縮型警棒、すなわち摩擦のみでロックされる警棒しか持っていませんでしたが、せっかくなので今回はオートロック警棒を購入してみることにしました。

オートロック警棒ですと有名どころはドイツのBONOWIですが、会社用の警棒に30,000円近くも出せない(ここ数年で警棒って倍近い値段になりましたよね…)ことから、ネットサーフィンをしていて見つけたMOTEDO社の警棒を購入することにしてみました。

結論から言いますと値段から考えると驚くほど質感の良い警棒です。

販売業者のサイトにもあるようにかなり頑丈な警棒です。

オートロック警棒であり、途中で縮むことはないため、空手出身者など突き技に慣れている人にとってもおすすめできる警棒でしょう。

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MOTEDO社とは

MOTEDO社には台湾の防犯グッズ等のメーカーです。催涙スプレーや手錠等も取り扱っているとのこと。

警棒については、台湾軍、台湾の湾岸警備隊にも取り入れられているとのことでした。

さらに、アメリカ・ドイツ・中近東の警察・軍にも警棒を納品しており、日本においては比較的無名メーカーではあるものの、世界的にシェアを伸ばしているのではないでしょうか。

台湾警察の警棒の記事を見ていますが、今回のオートロック警棒についての記事は見つけられていません。

比較的オートロック警棒は新しい種類なので軍や特殊部隊中心かもしれませんね。

と思いましたが下記記事で出てきました。

https://news.ltn.com.tw/news/society/paper/1095090

今回紹介するMOTEDOのオートロック警棒と同一のようですが、警察装備である刻印がグリップに彫り込まれています。ただし、中国からの輸入品のようなのでMOTEDOと一緒なのかという疑問はあります。

ただし、どうやら台湾警察の場合24インチや21インチが混在しているようですね。

https://hk.news.yahoo.com/%E8%AD%A6%E7%8D%B2%E9%85%8D%E6%A3%8D-%E4%BC%91%E7%8F%AD%E5%9F%B7%E6%B3%95-214500803.html

また、正規代理店のアーマージャパンの過去記事はこんな感じです。

https://www.armorjapan.jp/hpgen/HPB/entries/6.html

警棒のレビュー

今回はアキバガレージにて購入。

https://www.akiba-garage.com/view/item/000000003642?srsltid=AfmBOooQb1tunh0zbem_JR-jdEIqh93XUte-59I9jytSGyd8Gp_S-NM6

現在持っている警棒が21インチであったことから少し長い26インチを購入しました。

購入した型番は オートロックバトン 26インチ MTD-AL-26です。

箱について

箱は白箱でメーカー名等も記載がありません。

アキバガレージの領収書と簡単に一般的な警棒や催涙スプレーについての使い方が記載された紙が同梱されていました。

ホルスターについて

箱から取り出してみると警棒とナイロン製のホルスターが入っています。

ホルスターは一般的なものです。

裏面にはWuweiとの記載があります。

「武威」という意味かと思いますが詳細は不明です。

警棒本体について

警棒本体については縮めた状態ではこんな感じ。

持ち手の根元にロット番号が入っています。

グリップにはMOTEDOの文字が入っております。

末端は膨らんでいますが、強化プラスチックですのでガラスクラッシャーとしての効果はなさそうです。

ただし、伸ばさない状況でこちら側をハンマーとして使うのは効果が高そう。

根本にはボタンがついており、オートロック警棒として最大の特徴である、ボタンを押しながら縮めることができるようになっています。

ただし、ボタンは固めでなじませる必要があります。

また振り出しについてもなじませが必要。

警棒自体を自分が持ってみるとこんな感じです。

26インチ警棒であることから、縮めた状態でも約28センチと長めでこの状態でも棍棒としては有効です。

引き出しは先端を引っ張って固定するのと通常の警棒のように振り出して固定する2つの方式がありますが、後述するものの引っ張って固定するほうがベターでしょう。

感想

若干フロントヘビーだが軽くて振りやすい

自分は空手・剣道・合気道(杖・棒・剣)の経験者であり、剣や棒などについてある程度の経験があります。

その自分としてはかなり振りやすい警棒であると感じました。

この警棒は少し凝っていて、先端部分が重いものの頑丈な4041鋼、中間が軽いアルミ合金7075(超々ジュラルミン)となっています。

なお、手元は普通のスチール警棒より軽めな印象でこちらもアルミ合金かと思われます。

これによりややハンマーのようなトップヘビーではあるものの、26インチ(約66センチ)とは思えない413グラムの重量を持ち振りやすいです。

グリップも優秀

グリップは樹脂のエンボス加工のようですが、素手、グローブとともに振りやすい印象にあります。

一般的なウレタンやゴムのような臭さがないのも良いところです。

仕上げも良い

仕上げについても実売14,000円の警棒(数年前なら9,000円ぐらいで購入できたんだとは思いますが…)としてはかなりよく、質感的に言えば昔持っていたノーベル工業のJ628にも匹敵すると思います。

ホワイトウルフなどよりよほどいいです。

根本と2段目が回る

BONOWIのオートロック警棒もそうなのかは不明ですが、持ち手部分と2段目(中間)が垂直方法には固定されるものの手でくるくる回せる形となります。

持ち手だけを使って攻撃をするのであれば問題ないのですが、中段部分を持って突きをするなど短棒術等を心得ている人の場合大きく違和感を覚えるとは思います。

(長い警棒は)振り出しても固定されないことがある

おそらく内部構造的な問題であると思われますが、振り出した際、引っ掛かりが大きく先端まで完全に伸長しない印象があります。

21インチや16インチの短い警棒ならばそこまで気にする必要はないのではと思いますが、自分が持っている26インチの警棒では3段目(先端)が完全に伸び切らないことがあります。

一般的な伸縮型警棒のように片腕で思いっきり振り出すということはあまり望ましくなく、右手で持った警棒の先端を左手でつまんで引っ張り出すというのがオートロックバトンの通常の使い方であるように思われます。

これは振り出して伸ばす行為で威嚇をすることができないうえ相手やもう片方の腕でなにかを持っているときに完璧に警棒を振り出せないのが弱点となりうるでしょう。

また、相手と取っ組み合いのように密着した状況からも振り出せない(縮めた状態で相手の急所を突く技もありますが)のは警棒としての使い勝手を少々損ねていると言えると思います。

総評:値段から考えると買いとしか言えない

14,000円で購入できるクオリティとは思えません。

一般的なサイズの21インチの場合13,000円で購入できます。

オートロック警棒の伸ばし方さえ気をつけておけば質感も高いため後悔しない警棒であると思います。

まぁ自分の目的たる会社の護身用備品としてならより頑丈かつ安価な金属バットでいいんですけどね…

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筆者について
杉浦かおる
杉浦かおる
サラリーマン、兼業ブロガー
祖父から譲り受けた築50年の一軒家をちょこちょこ改造しています。
趣味はバイクとカメラと文章を書くこと
複数のブログを運営しています
7年務めた消防団を退団しました
読んだ人が少し役に立てるような記事を心がけてブログを書いています。
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