オートロック警棒と通常の警棒のいい点、悪い点

こんにちは杉浦かおると申します。
前回MOTEDO社のオートロック警棒を購入しました。
自分はいままで10本近くの警棒を保有してきたうえ、空手・剣道・合気道(棒・杖・剣)の経験者です。
そんな自分が一般的な伸縮型警棒とオートロック警棒の良い点・悪い点について書いていきたいと思います。
そもそもオートロック警棒と通常の伸縮型警棒の違いは?

そもそもオートロック警棒と通常の伸縮型警棒の違いはなんでしょうか?
オートロック警棒は手でつまみ出す警棒であり、伸び切ったあとに自動でロックが掛かります。これによりしっかりと警棒が固定されます。
さらに警棒を縮めるときに底面のボタンを押せば折り畳み傘のごとく簡単に収納することができます。
一方、通常の、従来型の伸縮型警棒の場合については振り出すことでシャフトの摩擦力でロックされるものになります。
オートロック警棒の良い点

突きを安心して使うことができる
一般的な摩擦によってのみ固定される伸縮型警棒の場合、振り出しのロックが甘いと突きをした場合などに縮んでしまう可能性があります。
自分は剣道や合気道(杖術)、空手を嗜んでいるため、突きもテクニックとして使用します。
その場合における警棒の「戻り」を心配せず思い切り突けるということからオートロック警棒は良いと思います。
縮める動作で手間取らない
一般的な伸縮型警棒の場合、展開した警棒を縮める場合は地面に先端を強く叩きつけることによって元のサイズに戻します。
これが実戦、例えば相手を制圧した後であれば特段問題にはなりませんが、練習のときには床に叩きつけることで床面・警棒本体が傷つくという問題があります。
繰り返すと前述の固定が甘くなることもありますし…。
しかしながらオートロック警棒の場合、縮める動作は底面のボタンを押すことで簡単にロックが解除されますので、叩きつける等の動作は一切必要ありません。
オートロック警棒の悪い点

(長い警棒は)振り出しても固定されないことがある。
おそらく内部構造的な問題であると思われますが、振り出した際、引っ掛かりが大きく先端まで完全に伸長しない印象があります。
21インチや16インチの短い警棒ならばそこまで気にする必要はないのではと思いますが、自分が持っている24インチの警棒では3段目(先端)が完全に伸び切らないことがあります。
一般的な伸縮型警棒のように片腕で思いっきり振り出すということはあまり望ましくなく、右手で持った警棒の先端を左手でつまんで引っ張り出すというのがオートロックバトンの通常の使い方であるように思われます。
これは振り出して伸ばす行為で威嚇をすることができないうえ相手やもう片方の腕でなにかを持っているときに完璧に警棒を振り出せないのが弱点となりうるでしょう。
また、相手と取っ組み合いのように密着した状況からも振り出せない(縮めた状態で相手の急所を突く技もありますが)のは警棒としての使い勝手を少々損ねていると言えると思います。
根本と2段目が回る
これは自分が持っているMOTEDO社の警棒だけなのか、またBONOWIもそうなのかは不明ですが、持ち手部分と2段目(中間)が垂直方法には固定されるものの手でくるくる回せる形となります。
持ち手だけを使って攻撃をするのであれば問題ないのですが、中段部分を持って突きをするなど短棒術等を心得ている人の場合大きく違和感を覚えるのではないかと思いました。
