ブログを運営していたらテレビに生出演することになった話
こんにちは、杉浦かおる(@munenmusou_blog)と申します。
私はブログ歴6年、複数のサイトを運営しています。
PV数は合計すると月5万弱。
ブログ歴から考えるとPV数的には雑魚の部類です。
こんな私がこの前テレビ番組にリモートで生出演しました。
なんとAbemaTVです(地上波じゃないけど便宜上「テレビ出演」とさせていだだきます)。
こんなことってあるんですね。
今回は、AbemaTVに出演することになった経緯とその流れについて思い出しながら書いていきます。
ブロガーにかかわらずテレビ取材・AbemaTVへの取材を申し込まれた人がいたら参考にしてください。
取材連絡から生放送までの流れ
取材連絡はTwitterのDMから
私はある組織に属しています。(詳細は伏せます)
その愚痴やいい所などをブログで発信していました。
とはいってもメインで書いているブログとは違い、完全な趣味のもの。
検索順位はそこそこ高いのですが、PV数は月に数百程度のコンテンツとしては弱いものです。
ブログやYou Tubeをやっている人なら分かるかと思いますが、月間数百PVってほとんど見られていないのと同義です。
しかしながらどうやらその記事内容が記者の琴線に触れたみたいです。
私のTwitterアカウント宛にAbemaTVの取材アカウントからDMで連絡がありました。
ガチでビビりましたし何かの詐欺かと思いました。
詐欺なら詐欺でブログ記事にしたれと思い連絡を取ることにしました。
連絡を取ると次の日にリモート取材へ
金曜日の夕方に来た取材連絡につき、Twitterからメールに変えて数回やり取りを繰り返したところ、土曜日の朝にリモートで取材したいとの事でした。
私は自室にリモート設備があったので二つ返事で取材を受けることに決めました。
おもしろそうだったから
ちなみにメールは夜中のやり取り。取材は翌日の朝一番。
記者って大変な仕事ですね。
1時間ほどの事前取材を受ける
土曜日の朝にzoomでリモート取材を受けることになりました。
記者は若い女性。
まさに才媛(あまり今は使ってはいけない言葉らしいですが)と言った感じで会話が上手でした。
私は前職では仕事柄記者と関わることが何度かありました。
その際、態度の悪い新聞記者に腸を煮え繰り返したことが何度もあります。
一方で今回の記者の方は腰が低く、話も上手で素直に関心。
テレビ業界、とくにAbemaTVという新興メディアの若さを感じました。
閑話休題
リモート取材ではその組織についてのあらましや問題点について聞かれました。
基本的に私はその組織に対して問題は感じるものの概ね好意的に思っています。
このためあまり問題点については語らず。
ただ、テレビ的にそれは面白くないと思われるたのか記者の方からこう言われました
「その組織の問題点をあえて上げるならどうですか?」
私はこの質問に素直に答えました。
(これがテレビ映像で切り取られて自分がすごく悪口を言っているように放送されてしまいました)
1時間ほど話をした後に記者の方からこう言われました。
「来週土曜日の生放送にリモート出演して欲しいです」
メールで聞いていたのはリモートで取材を受けることだけ。
しかも私は転職したばかりで夜22時から取材を受けたくない。
転職したばかりで夜のTVに出るのは厳しいっす…
出たい気持ちは山々なのですが…
一度は固辞しました。
しかしながら記者の泣き落としとギャラが出るという甘言に釣られて出演を了承しました。
そこをなんとか!
ニュースとしての価値の高い情報を持っているのでぜひとも協力していただけると…!
ギャラも出ますし
分かりました(豹変)
所属組織に迷惑がかからないなら出演いたしましょう!
私は金に弱い男です
当日は1時間ぐらい前から待機
生放送当日。
22:00からの本番の前に19:00頃に通信環境の確認がありました。
リモート側はハウリング防止のために音声をイヤホンで聴く必要があるとのこと。
通信チェックで古いイヤホンが断線していることに気づきました。
こういった確認は大事ですね。自分も本業に活かそうと思いました。
あわてて新しいイヤホンを買いに行くことに。
ギャラくれなかったら「イヤホン代払え」って怒るかも
その後当日朝にを貰った台本の最終チェックを帰国子女っぽい記者の方と確認。
会議等に慣れてない方だと生放送に出るのはかなり大変だろうなという認識を持ちました。
生放送本番はド緊張
顔出しは断った念の為マスク着用でカメラの画角を首より下にセット。
(所属組織に迷惑をかけたくないので)
生放送が始まると、進行担当の方(記者とは別人)からショートメールで「今zoomのルームに入って」と連絡を受けました。
入るとテレビ画面とスタジオ画面が並立して放送されるルームでした。
私の出番が始まるまでしばし待機。
その間、私の取材をもとにしたVTRが流れていましたが、自分が伝えたかった内容と真逆。
コレを見たら「俺がめっちゃ悪いやつやん」みたいなビデオが流れていてちょっとおこ。
詳細は伏せますが
「中には良くないと感じる人もいるかもしれない」
という内容を事前取材で話しました。
しかしながら放送時には切り貼りの編集によって
「(私は)全く良くないと思っている」
と捉えかねない(自分が初見で見たらそう思う)内容にイジられました。
もし政治的な取材を受ける場合には言質取られないように喋る内容を精査しておくべきでしょう。
しかしながら怒りよりも緊張の方が勝りました。
私は面接にとても強く、人前で話すことも平気な人間です。
それでも全国ネットで放送されるということを考えると手が震えました。
内容については事前に渡されていた台本通りには進まず、想定外の質問も出演者からされて大慌て。
的はずれなことも言ったかもしれません。
最終的に出演者同士で話が全然違う方向に行ってしまいました。
番組的にはその脱線も含めたライブ感が醍醐味のようです。
しかしながら個人的には当該問題を話し合うという企画の趣旨が果たせなかったよなぁと思いながら出演を終えました。
YouTubeに自分の出演動画が転がっているけど恥ずかしくて見られていない
出演後の対応
zoomから退出するとメールでお礼。
経理担当からギャラの連絡があるとのことでした。
翌日に記者からお礼のメールが来ました。
丁寧ですが、どことなくシステマチックな感じ。
当然彼女らは次の取材があるから仕方ないですね。
仕事の段取り力はすごく、やはりマスコミ業界の方は優秀なんだろうなぁと感じました。
生放送のギャラは2.5万円
今回の取材につきNDA(秘密保持契約)を結んでないのでギャラをバラします。
40分の生放送のギャラは2.5万円でした。
事前取材1時間、待機1時間、出演40分の対価としては納得いくものかと思います。
事前取材の録画を自分の思っていたのとは違う内容で切り抜かれた我慢料として許せる感じ。
月に10回ぐらい出演して金稼ぎてえ~(願望)
思うところはあるもののテレビ取材は受けてよかった
自分が思っていたのとは違う切り取られ方をされたことは業腹ですが、総じて取材を受けてよかったと思います。
私は前職の関係で何度か地元のケーブルテレビの取材を受け少し喋ったことはあります。
しかしながらやはりAbemaTVとはいえ全国ネットの番組に生放送。
とても緊張しました。
人生経験として、そしてテレビ業界のシステマチックさ、メディアが事実を多少誇張する、都合のいいように編集するという風潮も体感できたので面白かったです。
金曜日にコンタクトがあって次の木曜日にテレビになるスピード感はすごいと思いました。
ただし、自分の話した内容的には報道特集並に取材を重ねてもらってもいいのでは無いかとも思っています。
とかく、また取材を受けられるなら受けてみたいものです。
メディアのみなさん
杉浦かおるはギャラくれるならバンバン出ますよ〜
(手をもみもみさせながら)
総評:ブログに関わらず何かを発信すると取材を受けるかも
私はブログからテレビ出演になりました。
それもメインとしているバイク関係のブログではなく、サブの趣味でやっている数百PVの弱小記事のコンテンツに関わる内容の取材です。
みなさんも何かを継続して発信していたらいつかメディアの注目を浴びて取材を受けることになるかもしれません。
YouTubeであれブログであれ、取材を受けるのであれば連絡フォームや媒体に紐づいたTwitter・InstagramなどSNSアカウントを持っておかなければメディアから連絡も来ないでしょう。
どんな小さいことでも発信し続けると誰かが見てくれる、継続は大事だと思いました。