木製引き戸の玄関に外鍵をDIYで取り付けるための方法
どうも、一軒家に一人暮らしをしている杉浦かおるです。
今回は、ずっと困っていた玄関の引き戸に外鍵を付けていきたいと思います。
特に古い一軒家の場合、家の引き戸が木製であったり、内側から鍵を閉められないことがあるかと思います。
DIYについては全く分かっていませんでしたが、外鍵を取り付けてみることにしました。
出来はあまりよくありませんが、大した道具も使わず、鍵屋にお金を払わずに鍵が取り付けられたのでかなりお得にできました。
以下に取り付け方法を書いていきたいと思います。
我ながらすげーマイナーな記事だ。
古い家だと玄関に外鍵がないことも…!
自分はこの家に住み始めて1年ほど経ちましたが、ずっと外鍵のあるお勝手から出入りをしていました。
それなりに立派な玄関はあるのですが、内側からしか鍵をかけることができないため、亡くなった祖父もほとんどお勝手を使って家の出入りをしている状態であったことを記憶しています。
当然、自分もお勝手から家の出入りをしていましたが、生活を続けるにしたがって何かと靴は増えていきます。
そこに自分の趣味のバイクのブーツや仕事用の革靴などが所せましと並んでいる状態であったため、50センチ四方の土間ではさすがに手狭感が生まれました。
このため、木製引き戸に自力で鍵を取り付けることにしたのです。
取り付けに必要な道具
木製引き戸に外鍵を取り付けるために必要な道具は以下の6点です。
ただ、ドリルのサイズは鍵によって微妙に異なるので注意!
・ドリルドライバー
・21ミリの木工用ドリル
・19ミリの木工用ドリル
・彫刻刀
・鍵
・ドライバー
彫刻刀が一番不思議な物かと思いますが、電動工具を利用せず、また扉を取り外さずに鍵を取り付けるのにはこれが一番なんです。
取り付け方法
位置決めをする
まず、扉の位置決めをしていきます。
今回利用するのは両面ひねり締めタイプの錠です。
ホームセンターで購入したものと異なるので、ドリル径が異なると思いますが、形状は数十年前から変わらない物なので、参考にはなるかと思います。
まず、取り付けたい場所を考えて、鉛筆で記します。
ズレないように注意して穴あけをする
次に穴あけをしていきます。
ドリルドライバーがないと厳しいですね。
最初にキリでパイロット穴を開けておくといいかもしれません。
今回は扉を閉めたまま引き戸2枚分を貫通させました。
彫刻刀で戸を掘り込んでいく
次に彫刻刀で引き戸を締めたときに外側になる方の戸の、互い違いになる部分を掘り込んでいきます。
彫刻刀は小学生の時に使ったもので結構です。
この行為は鍵本体を取り付ける際に必要です。
写真のように掘り込む部分をカッターナイフで掘り込んでおき、平刀で必要なだけ削っていきます。
鍵本体を取り付ける
最後に鍵本体を取り付けていきます。
ドリルドライバーが便利ですよね(2回目)
総評:素人だとこれが限界
この鍵は、押し込んでねじり込んで施錠するという点から近年のカギに比べるとどうしても利便性という点では劣ります。
これは、出勤前に施錠が30秒ほどかかるという点から言ってもどうゆうものかお分かりになれるでしょう。
また、鍵自体もピッキングに非常に弱い造りになっており、自分でも針金で頑張ったら開けられそうなものです。
ただ、自宅周りは田舎で治安が良いうえ、本気で侵入しようとする者であれば、玄関や、リビングのガラスを破壊してから侵入することは間違いなく、その点防犯としてはある程度妥協せざるを得ないものがあります。(自宅で最も高価なものがPS4なので…)
もちろん近年には良い鍵があり、木製引き戸であってもワンタッチで閉められる鍵もありますが、四角く戸をくりぬく必要があり、DIYで行うためには素人には少々難易度が高いものと言えます。
今回に関していえば、利便性とコストと自らのスキルの中庸を取ったものでありました。
木製引き戸に外鍵を取り付ける人は少ないかと思いますが、参考になればと思います。