消防団員は防水スマホに買い替えろ、壊すぞ
この記事は消防団員ならばスマホを防水のものに買い替えておくべきであるという記事です。
こんにちは、消防団ツイッターでリツイートされがちな杉浦かおる(@munenmusou_blog)です。
今回は、現役の消防団員にとって役に立つ話をしようと思います。
自分は消防団員6年目です。
出動や訓練の際に何度かスマホを水損しかけました。
先輩の中にはスマホを実際に壊した人もいます。
消防団員は活動中にスマホを壊しやすいのです。
皆さんには同じ轍を踏まないよう消防団員は防水スマホを選ぶべし!といいう記事を作りました。
年度替わりで消防団に加入した新人の方にとって特に見ていただきたい記事です。
消防団員はスマホを水損しがち
ここでは自分が体験したり見聞きした消防団員のスマホ水損事例について挙げていきます。
これらはもちろん全て実話です。
ケース①:火災現場で消火栓から水が噴き出し全身びしょ濡れ
これは自分が経験したケースです。
以前、常備消防だけでは手が付けられないような大規模火災が発生しました。
消防団員も最前線で消火活動するような事件です。
放水に際しての消火栓の数が足りなくなりました。
300メートルぐらい先にある消火栓に結合するよう分団長から命令を受けた僕。
消火栓を開け吸管を接続し水栓を開けた途端に事件が起こりました。
ホースの接続が外れて消火栓から自分の背丈を超える水柱が立ち登る。
いわゆる不完全結合というミスです。
一瞬で全身ずぶぬれになりました。
当時androidの非防水スマホを使っており、制服の胸ポケットに入れていましたが当然びしょ濡れに。
壊れなかったのは不幸中の幸いでした。
ケース②:放水訓練時、飛び散った水がしみこみ水損
これは他の分団の先輩が実際に体験したケース。
放水訓練の際、防火服を着用して放水をしたものの漏れてくる水によってズボンが濡れてスマホが故障したものです。
防火服といっても水が染みこんだり、ホースが破裂したりすることもあります。
気が抜けないです。
ケース③:夜間の消火栓点検で穴の中にスマホを落とす
これは同じ分団の先輩のケース。
自分の町では消防団員が夜間に消火栓の点検を行います。
消火栓の蓋を開けたものの中がよく見えなかった先輩は、スマホを取り出してライトを点灯。
中を覗き込んだ刹那、手を滑らしてスマホは消火栓の穴の中に。
運の悪いことに消火栓の中は地下水の漏出によって水浸しとなっていたため、そのままスマホはお陀仏となってしまいました。
ケース④:台風対応中に豪雨で水損
台風や豪雨においても消防団は土嚢積みなどの対応をすることはあるでしょう。
自分の消防団は無線と並行してLINEグループから指示を受けて活動することもあります。
(大規模災害じゃなければ無線より便利だしね)
そんなこんなで豪雨の中スマホをいじって指示命令をしていた部長のスマホがみごとに水損してしまいました。
防水スマホについて
防水スマホはどのようなものを選べばいいのか。
簡単に解説していきます。
最善はタフネススマホにすべきですが、iPhoneでもおおむね問題ないでしょう。
iPhoneの現行モデルは問題なし
ずっとandroidを使用しているのでiPhoneには詳しくないのですが、iPhone7以降は防水対応になっているそうです。
それに加えて耐衝撃性のあるスマホカバーを併用するのがおすすめです。
androidならpixel5aなどがいいかも
androidの場合防水スマホでないものも多数ありますので、機種選定の場合は注意が必要です。
個人的におすすめ(というか自分が欲しいだけ)なのはpixel5aです。
IP67というなかなかの耐塵性・防水性を持っているのでミドルスペックのスマホとしては問題ないでしょう。
京セラのtorqueが一番いい
消防団員が使うならばタフネススマホが一番いいと思います。
代表的なものは京セラのtorqueです。
自分の経験ですが、消防署員は割とtorqueを使っています。
私は初期型のG1を使っていましたが、バイクで走行中に落としても外装がちょっと傷ついたぐらいで使用に全く問題なかったのは驚きました。
重かったりデザインがスマホっぽくないという問題はあります。
しかし、耐久性は折り紙付き。
防水性だけでなく耐衝撃性にも優れています。
捜索で山狩りをしたりする中山間地域の消防団員に特におすすめです。
総評:消防団員は意外なシーンでスマホを壊す、タフネススマホが一番いいかも
上記の例は自分の少ない経験から挙げたほんの一例です。
思ってもみなかった場面でスマホを水損することがあります。
消防団員は防水スマホにしておいて損はないということです。
その中でもタフネススマホが一番お勧めでしょう。