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【レビュー】NOKTON classic 35mm F1.4 E-mountは開放の面白さと絞ったときの二面性が面白いMFレンズ

杉浦かおる
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α7C IIのレンズとして新しくNOKTON classic 35mm F1.4 E-mountを買いました。

このレンズ、開放のときはまるでレンズが曇っているかのようなソフトなボケ方をしますが、一方で絞ると線が細いながらもキリッとした描写をしてくれます。

F1,4という大口径レンズではあるものの、MFレンズということもあいまってF2やF2.5クラスの単焦点レンズ並の軽さを誇っています。

普段、軽い単焦点を使うことが多くSIGMAの50mm F2 DG DNSONY FE 40mm F2.5 Gなどを使っています。

これらの現代的なレンズに比べて開放と絞ったときの差が大きく、またゴーストやフレアは発生しやすいのですが、それが普段使ってるレンズとは違うので面白い。

一方でF8ぐらいまで絞るとこれらのレンズと遜色ない映りをします。

どちらかというと線が細く、シャープなイメージがありその二面性それが面白いです。

MFレンズではあるものの、電子接点が付いているためピント合わせに苦労することはほとんどありません。

開放での撮影は多少コツがいるものの、絞ってしまえば動物などを撮影しなければほぼ気にしなくても良いレベル。

NOKTONの言葉の通り、ナイトスナップにおすすめなMFレンズなのではないでしょうか。

NOKTON classic 35mm F1.4 E-mountはVoigtlanderの面白さをEマウントで比較的安価に体験できる面白いレンズであるといえるでしょう。

自分はスペック的なことについてはあまり詳しくないので作例を多めにあげていきたいと思います。

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スペックについて

NOKTON classic 35mm F1.4 E-mountのスペックについては下記の通りです。

(出典:公式HPより)

  • 焦点距離 35mm
  • 口径比 1 : 1.4
  • 最小絞り F16
  • レンズ構成 6群8枚
  • 画角 63°
  • 絞り羽根枚数 10 枚
  • 最短撮影距離 0.3m
  • 最大撮影倍率 1 : 6.3
  • 最大径×全長 φ67×39.6mm
  • フィルターサイズ φ58mm
  • 重量 262g
  • レンズフード 付属
  • 電子接点 あり
  • フォーカス拡大機能 対応
  • Exif情報 対応
  • レンズ補正選択 可能
  • 5軸ボディー内手ブレ 対応(5軸対応ボディーに限る)

    実際に撮影してみての感想

    すべてα7C IIで撮影、撮って出しです。

    もっとももともとボディーで彩度やコントラストはいじっているもの、すべて同一条件となります。

    開放で撮影したときのソフトな仕上がり

    F1.2の開放で撮影するとピントから外れたところは滲んだような、曇ったようなsy心になります。

    f1.4 1/60 35mm ISO100

    特に光源に対しては大きく滲むレンズです。

    f1.4 1/125 35mm ISO100

    先日、コネでオールスターゲームを観戦しました。

    本来なら望遠レンズを持っていけという話ですが、せっかくなのでNOKTON classic 35mm F1.4 E-mountを導入してみました。

    開放ですとソフトフィルターがかかったようになりますね。

    f1.4 1/125 35mm ISO100

    自分が住んでいる西新宿付近を散歩してみました。

    α7C IIの7段の手ぶれ補正を使うと1/3秒でもしっかり映ります。

    ぶれているように見えますが、後ろのビルのマドはしっかり写っているので、光源が滲むように見えるのはレンズの特性でしょう。

    f1.4 1/3 35mm ISO100
    f1.4 1/40 35mm ISO100

    絞るとしっかり映る

    一方で絞ると結構パキッと映るのも面白いところ

    f8 1/40 35mm ISO100

    光芒が細長くはっきりしているところも特徴でしょうか。

    f7.1 1/5 35mm ISO1250

    他の単焦点レンズに比べると線が細くて繊細な描写をする印象があります。

    f8 1/60 35mm ISO100

    総評:2本目の標準域の単焦点レンズにおすすめ

    自分は標準域が好み。

    特に軽量な単焦点レンズが特に好き。

    SIGMAの50mm F2 DG DNやSONY FE 40mm F2.5 GといったF2以上のレンズを保有しております。

    これらのレンズに比べるとNOKTON classic 35mm F1.4 E-mountはオールドレンズ風の映りをするため、少々癖があるものと言わざるを得ません。

    一方でF1.4という大口径レンズにもかかわらず、200g代、しかも大口径レンズの中ではかなり安価であることはメリット。

    さらにMFレンズにもかかわらず電子接点が付いていることからピント合わせも容易であるうえ、ボディー側の手ぶれ補正も使えるためスローシャッターも可能。

    このためオールドレンズ風の映りを持ちながらも最新のボディーによる補助を受けられるのがメリット。

    映りとしても絞り開放で撮影したときの曇ったようなボケ方は面白いものと思われます。

    一方で2段程度絞るだけで現代のレンズのようなパキッとした映りになります。

    この1本で2度美味しい二面性はかなり面白いものになります。

    35mmという画角はスナップに使いやすく、大口径もナイトスナップに向いているレンズではないかと思っています。

    ただし、MFレンズであること、多少癖のあるレンズであることからこれ一本でOKという単焦点レンズとは言いにくいです。

    二本目に買う単焦点レンズや、普段はズームしか使わないよという方のサブレンズとしておすすめできるものであると思います。

    このレンズの真骨頂はナイトスナップでしょう。

    夜に散歩するときに取り付けるといいレンズです。

    ハマる人はとことんハマるレンズであると思います。

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    筆者について
    杉浦かおる
    杉浦かおる
    サラリーマン、兼業ブロガー
    祖父から譲り受けた築50年の一軒家をちょこちょこ改造しています。
    趣味はバイクとカメラと文章を書くこと
    複数のブログを運営しています
    7年務めた消防団を退団しました
    読んだ人が少し役に立てるような記事を心がけてブログを書いています。
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