6年間消防団員をしていて嫌だったこと
こんにちは、杉浦かおる(@munenmusou_blog)と申します。
私は6年間消防団員として活動しています。
少なくとも本業を別に持ちながら現在まで活動できているのは消防団が好きだからだと思います。
しかしながら、消防団の活動の中には嫌だったこと、嫌なこともあります。
今回は6年間の消防団員の活動の中で嫌だと思うことについて書いていきます。
操法大会の負担が大きい
操法大会の負担はあまりにも大きいです。
毎年行われる操法大会、これが消防団員を最も苦しめているものなのは間違いないでしょう。
操法の訓練が長すぎる
操法大会に向けての訓練期間が非常に長い。
私の所属している団は、GW明けから7月下旬まで週3回、平日の20:00から22:00まで訓練しています。
練習に疲れ果て、本業にコミットするのが難しいと感じることもしばしば。
全国的に見たらこの練習回数・時間はかなり緩いほうです。
練習効率が悪い
操法訓練の練習効率は低いと感じます。
そもそも1970年代から訓練方法はほとんど変わっていません。
一方で、地震・水害・津波など災害は多様化しているのに消防団の主な訓練が消火・操法一本槍なのはさすがに時代に即していないと思います。
もっとも、水害や津波などの訓練は別に行っていますが、もう少し訓練の比重を考えてもいいのではないかと思っています。
他自治体の消防団と共同して図上訓練みたいなのやれたら面白そう
多すぎる式典
消防団は、出初式や観閲式など様々な式典に参加します。
その数が非常に多いことも苦痛です。
式典といっても市民が多く来るわけでもなく、災害対策に必要のない行進や表彰などがほとんど。
年1回の入退団式にまとめれば良いと思います。
これで日曜日が潰れるのは辛い
面倒なOBへの対応
たまにOBが来ることがあるんですが、この対応が厳しい。
昔の消防団員なので機嫌を損ねると大変ですし、邪険にもできないのが辛いところ。
中学校・高校時代の部活に現れたOBと同じ感じで悩みます
地域住民からのクレーム・苦情対応
消防団員としての活動は地域の方々から感謝され、それがやりがいの一つにつながっています。
一方で地域住民からのクレームや苦情もあります。
消防団の訓練の中には防潮扉や樋門の閉鎖があります。
この訓練においては自動車や機材で道を塞ぐこともあるため早朝や夜に訓練をせざるを得ません。
こういった場合に騒音のクレームを貰うことがあります。
場合によっては暴言を受けることもあり、なかなか凹みます。
自分達も必要があってやっているから暴言はやめてほしい
少ない報酬
消防団員の報酬は年間に3万円ほど。
消防団員としてのやりがいや地域貢献の意義を感じているのでお金にはこだわっていません。
ただ、新しく団員を集める際に報酬が少ないことは勧誘のアドバンテージにならないなと思います。
自分としても私生活や仕事との両立において報酬が少ないことが、時には厳しい現実となることもありました。
月1万ぐらい貰えるならば勧誘時にアピールできるかなと思います
総評:人間関係が一番鬼門かも
以上が私が消防団員をいて嫌だったことの一例です。
しかし、これらの課題に直面しながらも消防団員として地域の安全・安心に貢献することができているので自分は消防団を続けられています。
また、仲間と一緒に活動することで、団結力や人間関係の良さには救われています。
消防団で一番辛いのはおそらく内部の人間関係でしょう。
ツイッターなどで消防団についてアンチ的な言動をしている元消防団とおぼわしきアカウントを拝見すると人間関係に恵まれていなかったんだろうなと感じます。(あと操法の負担が大きすぎるところに所属していたのかなとも思う)
人間関係については本当に所属してみないとわからないのでこればっかりは運ゲーです。
もし消防団に入る場合知り合いが所属していたならこっそり聞いてみるといいでしょう。