田舎から西新宿に引っ越して2ヶ月経っての感想
転職をして愛知の田舎から新宿勤務になった。
新しい会社は給料こそ決して高くは無いものの福利厚生が充実している。
その最たるものが借り上げ社宅。
単身者ならば8万円まで出る。
ちょっとした大企業顔負けである。
自分は当時の社宅担当から近くに住むといいと言われたので近隣の中野坂上あたりを探していた。
結局住むことにしたのは渋谷区本町。
ちょうど西新宿との境目である。
もう西新宿と言ってもいいだろう。
そんなほぼ西新宿から毎日20分以上掛けて歩いて職場まで通勤している。
西新宿というのは劣らず面白い街である。
駅の東側の歌舞伎町や新宿二丁目に比べればまっとうな人間にも住みやすい街だがそれでも刺激的だ。
ここに西新宿に住んでみて面白かったこと、気付いたことについて書き連ねていきたい。
高級賃貸マンションから出てくるうさんくさい男女
西新宿は歓楽街と超高層ビルを除けば住む場所が多い。
高級賃貸マンションも多くある。
ワンルーム6畳で10万、1LDKで月20万を超えるマンションも珍しくない。
自分はそんなマンション群をかすめながら毎日通勤している。
高級賃貸マンションの住人はどいつもこいつもうさんくさい。
典型的なのは香水臭い下品な女である。
屋外の10m先からも強烈に漂う香水の臭い。
目を向けるとglowを吸っている比較的若い女。
露出の多い格好。
どう見ても品があるとは言えない。
そんな女が単身者向けの高級賃貸マンションに入っていく。
キャバ嬢か風俗嬢だろう。
また、スーパーに行けばガーシーの出来損ないが沢山いる。
中年なのに金髪にして、本物か分からないsupremeのダウンジャケットを着ている妙に日焼けした男。
そういったのも賃貸マンションに吸い込まれていく。
これが分譲ではなく賃貸であることが彼ら、彼女らの胡散臭さが際立つものだ。
外国人ばかり
西新宿はヒルトンや東急プラザを初めとした高級ホテル街でもある。
そういった巨大なシティホテルは現在外国人ばかりだ。
中国人や香港人、欧米人だけでなく東南アジアの富裕層も多い。
朝出勤するとホテルの前に横付けされた観光バスに彼らが吸い込まれていくのが見える。
金を持った外国人が遊ぶのを見ながら職場に向かうというのはなんとも毎朝モヤモヤした気分になる。
休日の新宿中央公園のガチ富裕層感
休日の新宿中央公園は富裕層の溜まり場である。
自分の休日のルーティンは早起きして散歩がてら新宿中央公園に行く。
そこのスタバで1杯コーヒーを飲んでからどこかに出かけるというもの。
自分が一番嫌う人種になってしまったが、スタバのタダ券を50枚近く貰ったので仕方あるまい。
本当はコメダの方がいい。
新宿中央公園のスタバのテラス席で朝からチャイラテをシバいていると、ガチ富裕層の溜まり場と化していることに気付く。。
血統書付きは間違いない高そうな犬を複数連れたおじさまおばさま方がスタバの前で合流して一緒に散歩に出かけている。
ペットオーナーのコミュニティクラブみたいなやつだろう。
犬もよく躾られており、毛も刈り込まれている。
犬のランニングコストは俺を飼うより金が掛かるのは言うまでもないが、そんなことより気になるのは彼らの住んでいるところだ。
新宿中央公園に歩いてこられる場所に大型犬を複数飼える家を所有しているということである。
億ションに住んでいる奴らであるのは間違いない。
賃貸マンションに住む風俗嬢やガーシーもどきのうさんくさい奴らでは無い。
ガチの金持ちが休日の新宿中央公園にはウヨウヨしているわけだ。
子供を連れてベビーカーで来る人も同様だ。
本町であっても猫の額のような一戸建てが8000万は下らず、子供を連れてこれる人はそれ自体が勝ち組だ。
都庁地下通路下にいるホームレス
都庁下の道路は半地下のようになっており、そこには屋根がある。
そこにホームレスが最低でも10人ほどは寝泊まりしている。
歌舞伎町に比べれば西新宿はビル街。
治安も良く酔客もこちらには来ない。
彼らにとって過ごしやすいのだろう。
一方でわざわざ都庁前の歩道で寝るという所からは、なにかしらの作為のようなものも感じなくはない。
とはいえ道一本挟むと大金持ちとホームレスがいるという所からは大都会の格差を実感せざるを得ない。
新宿で全部揃うのでどこにも出掛けなくなる
西新宿に住むようになってからどこかに出掛けるということがなくなった。
大体は新宿で揃ううえに職場も新宿。
仕事終わりに買って家まで持って帰ればいいため休日に出歩く必要も無い。
唯一困るのは大物の購入だ。
原付スクーターしか持っていないため、家具を購入したり大物を買うと運ぶ手段がないためどうしても宅配便を頼ることになる。
中野坂上の図書館が便利
中野区にはなるが中野坂上にある図書館が便利である。
いわゆるTSUTAYA図書館であり、会館当時にはちょっとしたネット炎上もされた。
とても選書のセンスがいい。
新書やビジネス書が多く、高学歴、高収入の住人層を反映しているのだろう。
自分はそのおこぼれにご相伴している形である。
数十年前の役に立たない専門書や、下らない陰謀論や極端な政治思想の本が並べられていないことからも非常に過ごしやすい。
地元の図書館はそんなのばかりだ。
自分が読みたかった新書をおおかた見つけることが出来るため今後も通い続けることになるだろう。
C#の専門書を祖父にねだる小学生
本といえば西新宿のブックファーストも面白い。
仕事帰りによく立ち寄るが、本当に賢そうな人しかいない。
RPAを勉強しようと思いコンピュータのコーナーに行くとそこには10歳ぐらいの男の子。
「おじいちゃんこれ買って〜」と言いながら祖父に手渡していたのはC#の専門書。
俺がその歳の頃はコロコロコミックをねだっていたぞ。
こうやって賢いやつは勉強を続けて世代をまたぐ事に格差が広がっていくのだろうなぁと感じてしまった。
若いうちは東京に出た方がいいだろう
他にもいろいろ書きたいことはあるが、面倒なのでこの位にしておく。
とりあえず愛知の田舎で腐っているよりも東京の方が面白い。
外に出るとなにかに出会う。
良くも悪くも刺激は多いため若いうちには東京にいた方がいいのではないか。
個人的には東京でどんどん資産形成して60過ぎたら静岡かしまなみ海道あたりに小さな家を買ってそこに引きこもりたい(暖かくて日照時間の長い場所が好きだから)