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SONYα7Ⅲからα7cⅡに乗り換えて良かったこと悪かったこと

杉浦かおる
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こんにちは、杉浦かおる(@munenmusou_blog)と申します。

自分はブログでの物撮りやレビュー記事、そしてプライベートでカメラを使用しています。

カメラ歴は4年ほど。今回、今まで使っていたα7Ⅲからα7cⅡに乗り換えてみました。

理由としてはα7Ⅲはフルサイズカメラとしては軽量ですが、それでも持ち出すときには重いと思う部分があったためです。

今回はα7Ⅲからα7cⅡに乗りかえてよかったこと、悪かったことについて記載していこうと思います。

個人的にはいくつか不便になったこともあるものの、アマチュア・ハイアマチュアならばα7Ⅲを下取りに出してα7cⅡに乗り換えてもいいのではないかと思います。

個人的には手ブレ補正と軽量化が一番効果が感じられました。

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自分の使用用途

自分の使用用途としては、全て静止画。

主にスナップ撮影や夜景撮影、あとはブログで商品レビューをすることが多いので自分で実際に何かを操作しながら片手で撮影するというもの。

また、バイクが好きなのでいわゆる便利ズームを用いたり、比較的小型な単焦点レンズで旅先の写真を撮ることが多い状況です。

主に使うレンズとしてはタムロンの28-200SIGMA 50mm F2 DGDN、そして純正FE

40mmF2.5Gです。

α7Ⅲからα7cⅡに乗り換えたきっかけ

α7Ⅲからα7cⅡに乗り換えたきっかけとしては、フルサイズのボディが大きく旅先での取り回しに苦慮したことがはじまりです。

以前バイクで北海道一周をした時にコンデジ(RX100M5A)とフルサイズ(α7Ⅲ)の2台持ちで出かけましたが、大柄なボディはさすがに使い勝手が悪く、バイクから降りてのスナップ写真はコンデジばかり使うような状況でした。

以前APS-Cのα6000を持っていたということもありAPS-Cサイズのボディを持つα7cⅡを購入したいと思いました。

前のモデルのα7cも検討していましたが、α7Ⅲとほぼ同じ性能であること、フロントダイヤルが付いていないことから触手が伸びませんでした。

α7cⅡはフロントダイヤルが実装されたこと、そして手ぶれ補正が7段もついていることからRX100M5Aとフルサイズを一本化するため購入したわけです。

α7cⅡに乗り換えてよかった点

ここからは、乗り換えて良かった点について書いていきます。

良かった点の方がはっきり言って多く、特段の事情がない限りはα7cⅡの方がいいと思います。。

手ぶれ補正能力の上昇によって手持ち夜景が簡単に撮影できるようになった

自分はSIGMA 50mm F2 DGDNがお気に入りでスナップ撮影にもよく持ち込みます。

F2の割にやや重いのが難点ですが、解放値からキレッキレ。夜景スナップを撮影するのに向いているカメラです。

α7Ⅲですと5段しか手ぶれ補正が付いていなかったため1/13ぐらいのシャッターが限界でした。

一方で今のモデルでは1秒間のロングシャッターも脇を〆れば平気でできます。

シャッター速度1秒

ちなみに4秒手持ちでやってみたところ、ボケボケではあるもののスマホサイズならばなんかおしゃれっぽい写真としてごまかせるようなのが撮れました。

シャッター速度4秒

50mmの標準レンズで1秒シャッターが余裕ということは、35mmやもっと広角レンズならばもっとシャッター速度を稼ぐことが出来るのは間違いないでしょう。

この手ぶれ補正の強さはとても便利であり、ガチの夜景や星景写真でなければ三脚を持ち歩く必要はなさそうです。

α6000では手ぶれ補正が付いていなく手持ち夜景を撮るのすら困難だった時代を考えると雲泥の差があります。

ナイトスナップが好きな人はα7Ⅲから乗り換える価値が間違いなくあると言えるでしょう。

サイズの小ささと軽量さは何よりも優先する

順番が前後してしまいましたが、サイズの小ささは折り紙つきです。

APS-Cと同等のサイズ、重量であり、本体の重量ではα7Ⅲから200グラム程度軽くなります。

実際、純正FE40mmF2.5Gとの組み合わせでは700g台と素晴らしい軽量さを発揮します。

重いカメラってそれだけで憂鬱なんですよね。

外に持っていかなくなる原因にもなります。

レンズを300gの単焦点から600gのズームレンズに変更するだけでも一日の疲れは全く異なります。

カメラを持ち出す回数は劇的に増えました。

電源OFF時にシャッターが下りるようになった

自分は旅先では基本ズームレンズ、観光地では単焦点レンズに載せ替えてブログやインスタグラム用の写真を撮影するという運用をしています。

そうするとどうしても屋外の砂塵の舞う中でのレンズ交換というのもシチュエーションとしては存在します。

そこで便利なのが電源OFF時にシャッターが下りる設定

α7シリーズはセンサーにゴミが載りやすいとはまことしやかに言われており、実際にレンズ交換後に夜景撮影をしたら現像中にセンサーゴミを見つけてガン萎えしたこともある自分としてはとてもありがたい機能です。

1:1の縦横比で撮影できるようになった

自分は夜景撮影以外は漢のJPEG撮って出し。

ブログでの写真はあくまでも付属資料、文章で勝負と考えているからです(本当は画像修正技術がないだけ)

ここで便利だと思ったのが1:1で撮影する機能。

インスタに上げるにはもってこいですよね。

また、メルカリなどに出品する人にとってもおすすめです。

自分はバイクパーツを売り買いすることが多く、メルカリのヘビーユーザーです。この場合、まとめて写真を撮影して文章を書くのが楽なPCから出品することも多いのでメルカリやラクマなどで物販する人もこの機能の恩恵に預かれると思います。

ただしJPEG+RAWのように1:1で撮影した場合、3:2でも同時に保存される機能が付いたらもっと嬉しかったです。

いい写真を取った場合、ブログとインスタに同時にアップすることがあるため、一回の写真でJPEGの色々な縦横比で撮影できる機能があればよかったと思っています。

α7cⅡに乗りかえて悪くなった点

ここからはα7Ⅲからα7cⅡに乗りかえて悪くなった点について書いていきます。

もっとも、些末な内容ですので一般的な利用だけなら無視できる範疇だと思います。

デュアルメモリーカードではなくなった

個人的に一番痛いのがこれ。

デュアルメモリーカードでないことα7cⅡはシングルスロットなのです。

デュアルメモリーカードは万一のメモリーカード破損に備えて同じデータを2つのメモリーカードに同時に記録させるという使い方が多いかと思います。もっともこれはプロの話。

自分のような素人にとっては1つのメモリーカードを挿し忘れていても予備メモリーカードには保存しておけるというメモリーカードの2つ持ちがしたいという点でデュアルメモリーカードがいいんですよね。

早速持ち出したときにメモリーカードを持って行き忘れてたまたま近くにあったヨドバシで購入してしまったことも・・・。

デュアルスロットに対応してほしいです。

赤外線リモコンが使えなくなった

次に困ったのが赤外線リモコンが使えなくなったこと。

α7Ⅲではブログで使う際の自撮りや三脚写真撮影時のレリーズとして社外製の安価なリモコンを使っていました。

しかしながら、α7cⅡは赤外線リモコン非対応(調べたらα7cの頃から非対応なんですね)

このため、リモコンを使う場合は純正のBluetoothリモコンを導入しないといけないようです。有線レリーズを使用するのも面倒なうえ、そこまでリモコンを使う機会も多くないこと、サイズも大きいことから純正リモコンの購入の必要性を感じません。

なにか読者の方でいい案があったらお知恵をお貸しください。

バッテリー持ちが結構悪くなった

バッテリーの持ちは結構悪くなった気がします。

しばらく使わないと点けたときにだいぶ電池残量が減っている気もします。

α7Ⅲの場合、自分が一日撮影したら100%→70%ぐらいだったところが、α7cⅡの場合は100%→50%になっているというイメージです。

もっとも、元々が大容量バッテリーですので、気にはなるものの自分の撮影方法には影響が出ていません。

旅先スナップ程度なら困ることはないのではないかと考えます。

グリップは多少持ちにくい

やはり小型になっていることからグリップの持ちやすさについては犠牲になっていると思います。

自分は男性としてそこまで手の大きい方ではないのですが、それでもグリップの持ちにくさははっきりと気になります。

小指は絶対にはみ出てしまうわけですから。

一方でそこまで困るかというとそうは思いません。

どうしても気になるのならば純正エクステンションやサムグリップ(面白そう)があるので取り付けてもいいのだろうとは思います。

シャッター音はたしかに違うが文句を言うほどではない

α7cⅡはシャッター音の評価が悪いです。

確かにα7Ⅲの「バシャ」という音に比べるとなんか人工的で嘘っぽく感じます。

しかしながら、個人的にはそこまで気にならないかなとは思います。

一方でニコンのZFに比べるとシャッター音は雲泥の差。

シャッター音にこだわりがある人なら許せないと思うかも。

総評:α7cⅡはα7Ⅲから乗り換える価値がある

長々と話しましたがα7cⅡはα7Ⅲから乗り換える価値がある、とはっきりと感じます。

上に書いてはいませんが、AF性能の向上には目を見張る物があるうえ、

個人的には手ブレ補正の能力が大きく向上したという点が夜景やスナップ撮影を多用する自分としてはとても良い部分だと考えています。

この点はα7Ⅳの5.5段よりα7cⅡの7段の方が上であり、α7cⅡの方が有利だと思っています。

夜景スナップ等でα7Ⅲに物足りなさを感じているのであれば購入の価値は絶対にあります。

一方でα7Ⅲもまだまだ現役という感じで夜のスナップを撮影せず、サイズ・重量に不満を感じていなければそこまで乗り換えるメリットもないのではないかとも考えます。

ただし、自分の使い方としてはα7cⅡを購入したのは大正解です。

これでα7ⅢとRX100M5Aの2台持ちからα7cⅡに一本化できました。

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筆者について
杉浦かおる
杉浦かおる
サラリーマン、兼業ブロガー
祖父から譲り受けた築50年の一軒家をちょこちょこ改造しています。
趣味はバイクとカメラと文章を書くこと
複数のブログを運営しています
7年務めた消防団を退団しました
読んだ人が少し役に立てるような記事を心がけてブログを書いています。
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