なぜ、ポケモンGOは中高年の間で人気なのか
ポケモンGOが流行っています。
中高年に
私の職場では管理職や再任用の方が今もなおポケモンGOをプレイしています。
彼らによれば、他県で行われるイベントにも精力的に参加しているとのことです。
今回は、なぜポケモンGOが中高年で流行っているのかを自分なりに解説していこうかと思います。
バイクブログとしてやっていこうとしている自分がポケモンGOについての記事を書こうかと思ったかというと、自分のリアル友人でもある暗黒の闇くん(@dark_obscurite)がポケモンGOについてのブログ記事を書いていたので自分も便乗しようと思ったから。
ただそれだけです。
「ポケモン世代」ではない中高年がポケモンGOにハマっている
2年ほど前にリリースされたポケモンGOですが、皆さんもご存知のようにはじめは若者を中心として人気を誇っていました。
当時は学生でしたが、自分もブームに乗っかって夜な夜な歩き回っていました。
スマホを持って歩く人がポケストップに集う異様な風景が数か月間続いた記憶があります。
ようやっとブームは落ち着きましたが、ポケモンGOを続けている人はまだいます。
ポケモンGOを続けている人は40代から60代の中高年世代です。
ポケモン赤・緑が発売されたのが1996年、当時小学生だったとしても今はせいぜい35歳。
40代以上の方々、つまり今もなおポケモンGOを続けている人はいわゆる「ポケモン世代」ではありません。
しかし、彼らはポケモンGOを使いこなしておりポケモンの名前をすらすらということができます。
彼らのモチベーションはどこから来るのでしょうか?
中高年がポケモンGOを続ける理由
「ポケモン世代」ではないから
40代以上は「ポケモン世代」ではないと前述で述べました。
逆説的になりますが、「ポケモン世代」でないのがポケモンGOにのめり込む要因になっているのではないかと考えます。
自分も含め、30代以下は「ポケモン世代」です。(ちなみに自分はルビーサファイア世代です)
ゲームソフトでポケモンをやった人は理解できるでしょうが、ポケモンのゲームではポケモンをゲットし、レベルを上げ、ジムリーダーを倒し、謎の組織(ロケット団等)を壊滅させ、四天王を倒して、チャンピオンになるのが、ゲームクリアの流れになっています。
しかしながら、ポケモンGOはジム戦もありますが、(最近のアプデ状況は分かりませんので想像)歩行中に飛び出してくるポケモンを捕まえて図鑑を完成させていくのがポケモンGOの主な目的のようです。
周りのポケモンGOプレイヤーのおじさんおばさんに聞いてみても、ポケモンを集めることが一番楽しいと答えます。
一方「ポケモン世代」の我々としては、ポケモン図鑑完成はあくまでもおまけとしての要素であり、あくまでもゲームのストーリーを攻略することがメインであったと思います。
ポケモンの厳選をやっているオタクは知りませんが。
そのため、我々「ポケモン世代」にとってのポケモンGOは本当に道端にポケモンが飛び出してくるという拡張現実的要素は新鮮に感じられたものの、ストーリーがないという点でどうしてもコンシューマー版に比べて大きく制約された点があるため、プレイの継続につながらなかったのだと思います。
一方、中高年にとってはポケモンが道端に飛び出してくるという点において純粋な新鮮さが興味を引き、ポケモンGOのプレイの継続につながっているのであると思います。
限定ポケモンを捕まえるための旅ができる
自分の職場に再任用の方がいらっしゃいます。
その方は奥さんが熱心なポケモンGOのプレイヤーであり、自分は付き合わされているだけといいながらもなんだかんだプレイしているおじさんです。
その方から話を伺うと
・イベントのために鳥取に行った
などなど、ポケモンGOのために旅行をしているということが分かりました。
子供が独立し、旅行をするための時間ができた中高年の方にとっては限定ポケモンを捕まえるという大義名分で旅行ができるというメリットがあるように思われます。
リアルでポケモンGO仲間ができる
ポケモンGOで実際の交友関係が生まれていると中高年の方々は口々に言います。
ポケストップで会ううちに仲良くなったり、グループラインに加入したりしている先輩がいらっしゃいました。
一日に200件ぐらいLINEが入るため、モバイルバッテリーを2台持ちしているそうです。
ガス屋の親父とポケストップで談笑しているのも見たことがあります。
総評:中高年をゲームに引きずりこみ、外に連れ出させた岩田聡はすごい
中高年の方が、ポケモンのために外を歩き回っていると聞いて、10年前の自分は信じられたでしょうか。
不可能を可能にした岩田聡さんはすごいなと思いました(コナミ感)