SONY RX100M5Aは2022年でもスマホより優位性がある高級コンデジ、バイクや自転車乗りにおすすめ!
この記事はSONYの高級コンデジ、「RX100M5A」についてのレビュー記事です。
こんにちは、杉浦かおる(@munenmusou_blog)と申します。
自分はバイクが趣味で、ツーリング先で写真を撮影することが多いです。
今まではAPS-Cのカメラを携行していましたが、先般フルサイズのα7Ⅲを購入しました。
α7Ⅲはいいカメラなのですが、いかんせんバイクで携行するには大きくて重い。
夜景をガッツリ撮りに行くツーリングならいいのですが、
そこで購入したのが今回ご紹介する「SONY RX100M5A」です。
F値が低いレンズも相まってコンデジとしては夜間撮影に強く、またボケる。
明るいところでの写真においては一眼に匹敵します。
他の人のレビューでは「一眼のサブで購入したけど便利すぎて一眼売ってRX100M5Aに一本化した」と書かれており、実際に使ってみてさもありなんと思いました。
やはり1インチセンサーによる撮影は補正マシマシのiPhone等に比べてキレイ。
2022年においてもRX100M5Aの撮影における優位性はスマホより高いと思いました。
発売されてから時間が経っているカメラなのでスペックなどは他のサイトを見ていただくとして今回は作例を中心に見ていただければと思います。
RX100M5Aの作例
RX100M5Aを購入してツーリングやキャンプに持ち出して色々撮影してきました。
結論として「手持ち夜景以外は申し分ない」ということ。
スマホやタブレットで見る程度ならばフルサイズ機と比べてもわからないんじゃないかと思います。
少なくとも自分のように動きのないものを撮影し、ブログやSNSに上げる程度の写真用途ならば一眼をわざわざ買う必要はないと思うほど。
以下、作例を上げていきます。
当然ですが、JPEG撮って出しです。
風景
原付2種でしまなみ海道をキャンプツーリングしてきた時の写真です。
展望台からの写真は霞んでいるもののしっかりと撮影できています。
バイクの黒色も潰れておらず、日中の風景写真においては一眼と遜色ないといって良いと思います。
ただ、レンズのF値を明るくした犠牲に、RX100M5Aは他のRX100シリーズと異なりズームが弱い。
35mm換算24-70mm、いわゆる「標準ズーム」の焦点距離しかありません。
ただ、F1.8ですと、1インチセンサーであってもボケるのでそれとトレードオフと言った感じです。
70mmでも個人的には文句はないです。
個人的にはどちらかというとコンデジは望遠より広角に振ってほしい気もします。
今のスマホですと35mm換算17mmとか普通ですからね。
スポーツ
友人人誘われて野球を見に行きました。(私は中日ファンです)
結論から言ってRX100M5Aでは望遠能力が不足しており、野球観戦には不適です。
高解像度ズームを使っても35mm換算で140mmにしかならず、200mmは欲しい
野球観戦では力不足でした。
また望遠時においては手ブレが反映されやすく、明るい東京ドームであっても写真の歩留まりは低くなります。
もっとも、野球選手をコンデジで撮影しようと言うのがおこがましいですが。
明暗が分かれる薄暗いヒーローインタビュー時であっても明暗差を描き分けてくれています。
なお、ポランコの顔が潰れているのはインタビュー側の手落ちです。
夜景
フェリーのガラスにレンズを押し付けながら手持ちで神戸港を撮影しました。
ガラスが汚れていたこともありますが、高感度においてはカメラに鈍感な自分であってもやはり1インチセンサーの限界を感じます。
ISO6400が限界です。
一方、三脚とタイマーを併用し、長時間露光をすると一眼並みの写真が撮れます。
ただ、α7Ⅲなら7秒シャッターでいいところをRX100M5Aならば30秒の露光時間が必要なので不利なのは確か。
これに加えてリモコンにも対応していないので長時間露光をする際はタイマー設定で撮影しないと手ブレがしてしまうこともデメリットと言えるでしょう。
RX100M5Aは星も撮影可能です。
キャンプ場で撮影した写真では、テントの後ろに星が映っているのも見えます。
夏場なのであまり星も見えないですが、星空の撮影も十分可能かと思います。
ミニ三脚を携行することで夜景撮影もはかどること請け合いです。
動物
友人の犬を撮影したもの。
おとなしい犬でしたが、きっちり毛並みも映っており感動です。
なお、RX100M5Aの瞳AFは人間オンリー。
動物にも対応しているのは、最新機種であるRX100M7です。
食べ物
食べ物についてもきれいに撮影できると思います。
尾道の「萬来軒」で食べたラーメンとチャーハンの写真です。
ただ、RX100M5Aは、カメラ自体が小さく、軽いためなのか暗所での接写をする場合、歩留まりが一眼より低くなります。
重さが軽いため、シャッターボタンを押した際にカメラが動いてしまう印象。
鉄砲で言うところの「ガク引き」が起こってしまうのです。
α7Ⅲなら一発で撮影できるところをRX100M5Aは4枚に1枚しか良い写真が撮れない印象です。
しかしながらコンデジの気楽さでパシャパシャ撮影できるので後日PCで写真の取捨選択の手間を考えなければそこまでネガポイントではないと思います。
RX100M5Aを購入してよかったこと
スマホ以上の写真が簡単に撮れる
RX100M5Aは明るいところならば一眼並みの写真が撮れます。
補正ありきのスマホカメラより自然な趣が出るのが好きです。
ただ、ボタンが少ないためマニュアル設定は割と面倒。
このため、自分は絞り調整モードとオートモードで撮影することがほとんどです。
オートモードしか使えないサブカル女子はAPS-Cのカメラ買わずにこっち買った方が幸せになれると思う(悪口)
バイク・自転車乗りのメインカメラとして使い勝手が良好
フルサイズ一眼を担いでバイクに乗ることは困難です。
自転車乗りならなおさら。
またスマホカメラはバイクのスマホホルダーに取り付けることが多いため、撮影のたびに着脱するのは面倒です。
整備写真用のカメラとして便利
私はブログにおいてバイクの整備やDIYなどの写真を上げることが多いです。
作業をしながら写真を撮るときに一眼を使うのは面倒なうえ、奥まった場所の写真を撮るときにはフラッシュのあるRX100M5Aは便利だと思います。
旅行時のサブカメラとして
旅行時のα7Ⅲのサブ機としても便利。
人込みや一眼がためらわれるような場所においてRX100M5Aの機動力の高さが光ります。
フルサイズ一眼が刀ならば、RX100M5Aはさながら脇差といったところでしょう。
総評:2022年でも購入して損はないコンデジ、RX100M5A
コンデジの売り上げは年々落ち込んでいます。
スマホやGoProの影響であることは間違いありません。
しかしながら、こと「撮影」においては高級コンデジの優位性は今でもあると思います。
一眼とスマホの間を埋めるニッチ、一眼のサブ、バイクや自転車乗りのメインカメラとしてRX100M5Aは今でもおすすめできるコンデジであると思います。
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