7artisans 35mm f2 はコンパクトでそこそこ撮れるコスパのいい中華レンズだ!
こんにちは、杉浦かおる(@munenmusou_blog)と申します。
自分はカメラ歴6年、主にバイクの写真や別に書いているレビューブログなどにおいての写真撮影をメインにしています。
メイン機はSONYのα7Ⅲを使っています。
単焦点は50mmを一本だけ持っていましたが、出先で風景などを撮影するときにもう少し広い画角が欲しくなったのでレンズを増やすことにしました。
今回購入したのは7artisans 35mm f2。
いわゆる中華レンズです。
この7artisans 35mm f2は、中華レンズとしては珍しくフルサイズに対応しているレンズであることからα7ⅢのようなEマウントにはピッタリであると言えます。
映りもそこそこであることから、MFレンズや中華レンズを求めている人にはいいレンズナノではないかと思いました。
あまりこのレンズについてのネット記事はないため、今回は7artisans 35mm f2の簡単なレビュー記事になります。
7artisansとは
7arisansとは、中国のレンズメーカーです。
国内に代理店があり、主にMFレンズを販売しています。
以前、自分はα6000を使っていましたが、その際に7artisansの25mmF1.8を使っていました。
その際かなりいいレンズだと思ったので、今回7artisans 35mm f2を購入することにしました。
7artisans 35mm f2の見た目、スペックについて
スペック
スペックは下記の通り。
今回はメルカリで中古品を1.2万円で購入。
円安や物価高でレンズ代は上がっていますが、現在の販売価格は1.9万円ほどです。
焦点距離
ソニーEマウント|35mm(35mm判換算)
- ■フォーカス:MF(マニュアルフォーカス)
- ■対応撮像画面サイズ:35mmフルサイズ
- ■絞り:F2-F16
- ■レンズ構成:5群7枚(高屈折低分散ガラスレンズ1枚)
- ■絞り羽根:10枚
- ■フィルター径:43mm
- ■最短撮影距離:0.35m
- ■サイズ:Φ59mm×46mm
- ■質量:約270g
- ■組み込み式レンズフード
F2という思ったほど大口径レンズではありません。
外箱はしっかりしている
外箱はこんな感じ。
SONYやTAMRONなどよりかなりしっかりした外箱をしています。
箱を開けると説明書とレンズが入っています。
今回はEマウント用を購入。
Eマウントはすでに廃盤になっているようです。
富士フィルム用のレンズはまだ売っていますが、多分売り切れ次第廃盤でしょう。
レンズは非常に小さい
重量が270グラムと金属製のため少々思いですが、金属製ボディのため仕方ありません。
驚くべきはその小ささ。
SONYのコンパクトな単焦点、SEL50F18Fと比べてみるとさらに一回り小さいです。
絞りはクリック感あり
ボディ側に絞りのリング、先端側は焦点距離を調整するものになっています。
絞りリングはカチカチとクリック感があります。
F2からF16まで調整できます。
レンズキャップが落ちやすい
レンズキャップは金属製の少し変わったもの。
指を引っ掛けたりするだけで落としてしまいかねず、別のレンズキャップに換装するか、43mmのレンズプロテクターを取り付けてキャップを付けない運用にしたほうがいいかもしれません。
ボディの取り付けがタイト
レンズの取り付けがタイトです。
数少ないレビューでは「取り付けられなかった」というものがあります。
自分が購入した分についてはそこまでひどくはありませんでしたが、取り付けはかなりタイトです。
サイズ小さいうえ、可動部分ばかりがあることから取り付けるのに一苦労です。
出先で交換するというよりもこれをつけっぱなしにしておく用のレンズと言えるでしょう。
作例
バイクで夜のツーリングに行ってきました。
全部撮って出しです。
手持ちで撮影したため、露出を-3ぐらいにしています。
おまけのテーブルの上のものを適当に撮影したもの
総評:まあアリかなといった感じの無難なレンズ
個人的にはゾナーレンズとしてのボケ方が好みです。
ただ、それ以外特筆するほど面白いという印象はなく、良くも悪くも無難。
値段が安く、コンパクトなMF単焦点としか言いようがない感じです。
オールドレンズには詳しくありませんが、マウントアダプターを購入してタクマーなどのオールドレンズを買ったほうが面白い気もします。
自分の使い方ならばサムヤンの35mmのほうが良かったかなと思います。
ただ、マウントアダプターを買う必要もなく、かなりコンパクトなフルサイズ対応の35mm単焦点としてのニッチはあるでしょう。