室内の改良
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玄関の床タイルをDIYでペンキ塗装してみた

杉浦かおる
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この記事は自宅の玄関土間のタイル床をDIYでローラーを用いてペンキ塗装してみたという記事になります。

こんにちは、杉浦かおる(@munenmusou_blog)です。

築50年の家を祖父から受け継いで一人暮らしをしています。

最近気になっているのが玄関の床

タイルで覆われているのですが、70年代風のデザインでどうも古臭い。

せっかくなので白色に塗ることにしました。

前回部屋の内壁を白く塗った際に使った白い水彩塗料が余っていたのでこれを流用しました。

半日あれば終わる作業で、施工自体も難しくはないので皆さんも挑戦できるかと思います。

よろしければ記事をご覧ください。

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玄関DIY塗装に必要なアイテム

玄関のDIY塗装に必要なアイテムは以下の通りです。

  • ペンキ
  • ローラーセット・刷毛
  • ミッチャクロンマルチ
  • 養生テープ・マスキングテープ
  • パーツクリーナー

それぞれ説明していきます。

ペンキ

今回は以前部屋の内壁塗装に使った白い水性塗料が余っていたのでそれをそのまま流用しました。

一般的な玄関ならばせいぜい数畳程度かと思われます。

このためこんな大きなサイズは必要ありません。

アサヒペンの水性つや消し多用途ペイントの小さなサイズでも対応可能でしょう。

個人的には床用の防水塗料を使うほうがいいのではないかと思います。

ローラーセット・刷毛

素人が簡単かつキレイに塗装するならローラーを使った塗装が一番です。

今はネットでもローラーセットが簡単に購入できます。

刷毛についてはローラーが届かないサイドの部分に使う必要があります。

そこまで大きなサイズのものは必要ないでしょう。

ミッチャクロンマルチ

タイルは一般的に塗料の乗りが悪いもの。

いきなりペンキを塗ったところでキレイに仕上げることはできません。

そこで必要になるのが下塗り材。

だれでも簡単に使えるミッチャクロンマルチがオススメ。

特にスプレータイプは吹きかけるだけでOKなお手軽アイテム。

玄関程度のサイズの下塗りに使うのであればこれ一本あれば十分です。

養生テープ・マスキングテープ

塗装で一番大事なのは塗りたい場所以外をペイントしないこと

水性ペンキならすぐこすればよっぽど落とせますが、それでも上手に塗れないと見た目にも悪いです。

そこで必要なのが養生テープとマスキングテープ

個人的にはマスキングテープだけでも大丈夫だと思います。

念のため新聞紙などで壁を覆いたい場合には養生テープも並行して購入しておくべきでしょう。

パーツクリーナー

床面にミッチャクロンマルチを吹きかける前にタイルの清掃が必要です。

塗料の乗りが良くなるように脱脂もしなければなりません。

清掃・脱脂作業で必要なのがパーツクリーナー

本当はシリコンオフの方が良いのですが、パーツクリーナーのほうが安いです。

余談ですが、キッチン周りの油汚れにパーツクリーナーを使うと驚くほど落ちますよ。

施工時間は半日、実作業時間は1時間

全ての工程にかかる時間は約半日

乾燥等を除いた実際の作業時間は1時間程度で終了するでしょう。

乾燥の手間があるため家族がいないときに行うのが良いかと思います。

塗装の施工方法

ここからは実際に玄関タイルを塗装する施工方法について書いていきます。

不要物の撤去

靴や靴箱を撤去します

まず床面を清掃するために不要物の撤去を行います。

靴や靴箱、できるならば扉も含めて全て外せるものは外しましょう

不要物があると塗装の難易度が上がり塗りムラや塗損じ、最悪の場合塗っては行けないものをペイントするおそれがあります。

床面の清掃

早起きして清掃

まずは床面のホコリを払います

ホウキであらかたのホコリを払います。

ホウキのあと、小さなホコリを逃さないために自分はクイックルワイパーで拭きました。

次作業で行えてしまうため自分は省略しましたが固く絞った雑巾で水拭きしてもいいでしょう。

パーツクリーナーによる清掃、脱脂

手袋した方がいいよ

次にパーツクリーナーを使ってタイルの清掃と脱脂をしていきます。

パーツクリーナーを掛けて、乾かないうちに清潔な布などで拭き上げます。

パーツクリーナーを大量に吸い込むのは健康に悪いためマスクや防護メガネを掛けてください。

「脱脂」という作業をおこなうことで床面にこびりついた油分を取り除くことによって上手に塗装することができます。

養生

塗ってはいけない部分をテープなどで覆う養生を行っていきます。

養生が塗装で一番大事な作業といっても過言ではありません。

変なところにペンキが付いたらそれを落とすのは大変。

サイド面などに中途半端にペンキがこびりついたら非常に不格好です。

養生はやりすぎてやりすぎるものではありません

特に初心者はなおさらです。

壁と床のちょうど境目部分をマスキングテープで覆います。

ドアレール部分も同様です。

さらに上り框もローラーが当たる可能性があるためマスキング。

自分は塗装に比較的慣れているのでこの程度のかなり軽度な養生です。

本当ならば壁紙部分も新聞紙と養生テープを使って覆ってしまうのがオススメでしょう。

慣れてるからこの程度で済ませてますが本来もっとしっかりやるべき

ミッチャクロンマルチを使って下地処理

絵面がパークリと一緒

いよいよ塗装に近づいてきました。

ミッチャクロンマルチスプレーを用いて下地処理をしていきます。

20センチぐらい離れたところからミッチャクロンマルチを薄く全体に塗布します。

縦横に2回吹きかけると塗布し忘れがないと思います。

自分は使いがけのスプレーがなくなってしまったので予備に持っていた液体タイプを刷毛塗りしました。

白っぽいのは前の塗料が若干残っていたからで本来は透明です

このまま20分ほど乾燥させます。

ミッチャクロンマルチは有機溶剤の匂いがひどいので窓をしっかりと開けてマスクもして作業しましょう。

乾燥するとツルツルだったタイル表面がわずかにザラザラになり、塗料が付着しやすくなります。

ミッチャクロンマルチはエビフライを作る際の卵液のような「つなぎ」の役割を果たします。

塗装

いよいよ塗装に入っていきます。

今回はローラーを主体に刷毛塗りを併用していきます。

予め縁を刷毛塗りする

要は縁の部分に塗料が付けば良い

まず壁と接合している部分、つまり縁を刷毛塗りしていきます。

ローラーは淵の際まで構造上塗ることができません。

このため淵の部分をあらかじめやや厚めに刷毛塗りします。

最後にローラーで伸ばすのでちょっと垂れるぐらいで構いません。

ローラーで施工

この量×2ぐらいで1畳塗れます

次にローラーで床を塗っていきます。

ローラーにはあまり塗料を付けてはいけません。

ちゃんと皿の部分でしごいてから塗装に入ります。

二度塗りをするため一度に厚く塗る必要はありません。

とにかく薄く塗れ!

厚塗りは乾きを遅くし、塗りムラを生むため避けましょう。

一度目はこれくらいで十分

塗料の説明書に書かれている時間(この場合は2時間)待って2度目の塗装を行ってください。

ラップを掛けておくと乾燥し辛いです

養生を剥がす

元の柄が浮き出ててセクシー

二度塗りを行ったらマスキングテープを剥がします。

乾いてから行うと剥がしにくくなるとも言われます。

ただ水性塗料の場合そこまで神経質になる必要はないでしょう。

総評:簡単DIY作業で家の顔「玄関」をイメージチェンジ!

70年代っぽいアナクロな緑柄のタイルから清潔感のある白一色のタイルに生まれ変わりました。

比較的暗い玄関も白く床を塗ったことで明るく見えます。

玄関は家の顔です。

これをキレイにすることで帰宅時や来客者の印象が大きく変わることでしょう。

塗装は一見むずかしいように見えますが、手順を守り、養生をしっかり行えばそこまで難易度の高い作業ではありません。

半日で行えてしまう作業です。

土日に済ませられるお手軽DIYの玄関タイル塗装、あなたも試してみませんか?

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筆者について
杉浦かおる
杉浦かおる
サラリーマン、兼業ブロガー
祖父から譲り受けた築50年の一軒家をちょこちょこ改造しています。
趣味はバイクとカメラと文章を書くこと
複数のブログを運営しています
7年務めた消防団を退団しました
読んだ人が少し役に立てるような記事を心がけてブログを書いています。
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