室内の改良
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昭和のキッチンのドアパネルをド素人の自分がDIYで塗装してみた

杉浦かおる
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こんにちは、築50年越えの一軒家に独り暮らしをしている杉浦かおる(@munenmusou_blog)と申します。

今回はキッチン周りのDIYに挑戦。

塗装経験ゼロの自分がキッチンパネルの塗り替えに挑戦してみました。

結論から言えば下地処理とローラーを使えばだれでもできる難易度と思います。

古臭いデザインのキッチンを今流行のくすみカラーにチェンジできました。

1日でできる作業なので、古い家のキッチンに住んでいる方は気分転換がてらに挑戦してみましょう!

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必要となるもの

刷毛は1本でOK

塗り替えで必要としたものは以下の通り。

  • ミッチャクロン
  • パーツクリーナー
  • 水性塗料
  • ブルーシート
  • 刷毛
  • ローラーセット

合計金額として6000円ぐらいです。

ミッチャクロンやパーツクリーナーは使いまわせるのでいろいろなところで施工するならばもっと安く上がるでしょう。

施工に関する注意点

塗装経験0の自分が施工して感じた注意点・ポイントは以下の通りです。

素人はローラーで塗らないと無理

刷毛で塗料を塗るのはどうても必要な部分以外は避け、極力ローラーで施工しましょう。

刷毛は塗りムラや刷毛の跡が目立ちます。

刷毛はあらかじめ金具回りや角のローラーが届かない部分に塗料を垂らしておき、ローラーで最後塗り伸ばす感覚で施工するときれいになるでしょう。

下地処理がキモ

エビフライを作る際にいきなり生のエビにパン粉を振る料理人はいないように、何も処理していない塗布面にいきなり塗料を伸ばしてはいけません。

エビフライの小麦粉や卵液に漬けるように、塗装も下ごしらえ、つまり下地処理が肝要です。

後述しますが、「パーツクリーナーによる洗浄・脱脂」「ミッチャクロンによるプライマー塗布」を行ってから塗り込むべきでしょう。

そうしないと塗料がはがれやすくなったり、汚れが浮き上がったりする恐れがあります。

素人ならマット塗装が無難

アンティークブルーがかっこいい

塗料については自分のような初心者の場合、「水性のマット塗装」を選択するのがいいと思います。

マット塗装の場合、塗りムラや塗った際の厚みに差異があったとしても見た目には目立ちません。

へたくそがローラーで施工するとといわゆる「梨地」になってしまうのですが、マットカラーだと違和感がないのもグッドポイント!

自分はアサヒペンの「水性ツヤ消し多用途ペイント マットカラー」を選択しました。

比較的最近発売された商品であり、最近はやりの色使いをしています。

ちなみに長さ4mぐらいの少々大き目の我が家のキッチンパネルですが、そこまで塗料の容量は必要ありません。

表裏両面・引き出しをすべて塗装しても0.5ℓ缶で余裕でした。

施工方法

さて施工方法について解説していきます。

実際に作業した時間は合計して1時間もかかっていません

ただ、ドアパネルの取り付け取り外しと塗料の乾燥時間を含めると一日仕事になります。

ドアパネルの取り外し

昭和中期のシステムキッチン。

白に昭和っぽい模様が入った化粧板と引き出しを今回は塗装していきます。

まず、ドアパネルを取り外します。

古いのでねじ止め式です。

ご自宅のキッチンを参考にしてください。

下地処理

パネル及び引き出しを取り外したら下地処理を行っていきます。

先述しましたが下地処理がこの作業のキモです。

パーツクリーナーによる脱脂・洗浄

まず油汚れなどを洗浄・脱脂するためにパーツクリーナーで清掃します。

パーツクリーナーはバイクや車の整備に欠かせないアイテムです。

キッチンの比ではない油汚れを落とすためのケミカル。

整備だけでなくガスコンロの掃除などにも有効なので一本持っておくと便利です。

吹き付けて乾く前にキッチンペーパーやウェスなどで拭いましょう。

ミッチャクロンでプライマー処理

次に下地処理。

一般的にキッチンのドアパネルは化粧板。

つまりツルツルの表面なのです。

このままではせっかく塗料を伸ばしても剝がれたりするおそれがあります。

そこで使うのがミッチャクロン。

今回は簡単に施工できるスプレータイプを選択しました。

ミッチャクロンは万能プライマーです。

プライマーはエビフライで言うところの卵液。

塗料(パン粉)とドアパネル(生エビ)を繋ぐ存在です。

スプレー式なのでパネルに吹き付けていきます。

有機溶剤の臭いがそれなりにするので換気の良いところで行いましょう。

触るとわずかにねばつく感じになります

夏場ですが湿度が高いため、1時間ほど乾燥させました。

贅沢に振りかけたつもりですが、内容の3分の1も使ってないので一本買ったら長く使えそう

塗装

アサヒペンの「水性ツヤ消し多用途ペイント マットカラー」がおすすめ

塗料缶の蓋はマイナスドライバーで開けよう

下地処理が終わったらメインディッシュの塗装に入っていきます。

今回使う塗料はアサヒペンの「水性ツヤ消し多用途ペイント マットカラー

マット塗装で今流行のくすみ色。

屋内外使える万能水性艶消し塗料です。

容量についても0.5ℓあれば大豪邸のキッチンでなければ十分でしょう。

今回私が使った色はアンティークブルー。

日当たりが悪く暗いキッチンのため、昭和っぽさも残しながら少し明るい色にしました。

余談ですが自分はこの色が好きでバイクのヘルメットも同じカラーです。

メインはローラーを使って施工

さて、メインディッシュの塗装に入っていきます。

初心者向けローラーセットを購入して挑戦です。

アサヒペンからめっちゃ安いセットが出ているのでこれを使うといいと思います。

塗料を皿に流し込み、ローラーになじませたら硯の土手で墨の量を調整するようにローラーを前後させてパネルに塗っていきます。

この時はローラーに塗料を付けすぎないのがポイント。

これだけの量を両面塗布しても0.5ℓ缶は少し余った

何度もローラーを転がしてしっかりと塗り広げましょう。

塗りたてはテカってますが乾くとマットに

細かいところはあらかじめ刷毛で塗っておき、最後にローラーでならすようにすると仕上がりがきれいになると思います。

完成形はこんな感じ。

総評:「塗装」はDIYの中で一番楽しい

引き出し内部もペイント

バイク整備も含め色々なDIYをしてきましたが、塗装作業が一番楽しかったです。

見た目にも大きく変化があるうえ作業的にも大変ではないことからやりがいがあって楽しく感じました。

プライマー処理やローラーについては子どもでも行える作業なので、夏休みの思い出作りがてら親子で作業してみても面白いかもしれません。

古いキッチン、新しいものに取り換えるのもいいかもしれませんが、せっかくなら物は試しに塗装するのもいいと思いますよ!

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筆者について
杉浦かおる
杉浦かおる
サラリーマン、兼業ブロガー
祖父から譲り受けた築50年の一軒家をちょこちょこ改造しています。
趣味はバイクとカメラと文章を書くこと
複数のブログを運営しています
7年務めた消防団を退団しました
読んだ人が少し役に立てるような記事を心がけてブログを書いています。
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